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← トップへ2026.10.05 MON

AIなら、「AIです」と伝える

EUのAI法、8月から何が始まった?

ヨーロッパのAI法で、8月に始まったルールと、2027年まで延期されたルールがあります。何が変わったのかを、ビットとマウが話します。

かんたんまとめ
マウ

ヨーロッパの「AI法」って、ニュースでときどき見るけど、どんな法律なの?

ビット

EU(ヨーロッパ連合)の法律で、AIを危なさの度合いで分けて、それぞれにルールを決めているんだ。

ルールは一度に始まるんじゃなくて、少しずつ順番に始まる仕組みなんだよ。

マウ

じゃあ、この8月に全部が始まったわけじゃないんだ?

ビット

そう。8月2日に始まったものと、あとに延ばされたものがあるんだ。順番に見てみよう。

AI法のルールが始まる順番
「AIです」と伝えるルール
2026年8月2日からチャットボットや、AIで作った画像・動画などの表示
大きなAIモデルの監督
2026年8月2日から作る会社へのルールは2025年8月から。今回、EUが調べたり罰金を科したりできるようになった
高リスクAIのルール
延期2026年8月2日の予定が、2027年12月2日に
マウ

8月に始まった「AIです」と伝えるルールって、具体的にはどんなこと?

ビット

AIを使っていることを、相手にちゃんと分かるようにするルールだよ。たとえば、こんな場面で必要になるんだ。

「AIです」と分かるようにする場面
チャットボットは、AIと話していることを伝える(見れば分かる場合はのぞく)
AIで作った画像・音声・動画には、機械で見分けられるしるしを付ける
本物そっくりのディープフェイクは、作り物だと表示する
世の中の話題を伝えるためにAIが書いた文章は、AIで作ったと表示する
マウ

「高リスクAI」は延期になったんだね。それって、どんなAIなの?

ビット

人の仕事やお金、教育など、人生に大きく関わる場面で使うAIのことだよ。EUはルールを分かりやすくする見直し「デジタル・オムニバス」を決めて、その中で開始を延ばしたんだ。

高リスクAIの例(2027年12月2日から)
採用応募者を選ぶときに使うAI
お金の審査信用の点数をつけるAI
教育学びや評価に関わるAI
生体認証顔などで人を見分けるAI
重要なインフラ社会を支える設備に使うAI
マウ

ヨーロッパの法律だから、日本の会社には関係ないよね?

ビット

そうとも言い切れないんだ。EUの中でAIを提供したり使ったりするなら、日本の会社にも関係することがあるよ。

それに、大きなAIモデルを作る会社がルールを守らないと、世界の売上の3%か1,500万ユーロの高いほうまで、罰金を科されることがあるんだ。

今回のポイント
マウ

「AIを使ったら、正直に言う」っていうのが、まず始まったんだね。

ビット

そのとおり!今日のひとことは「AIを使うなら、AIだと伝える」だよ。

用語ミニ解説
高リスクAI
採用やお金の審査など、人の人生に大きく関わる場面で使われるAI。AI法でいちばん厳しいルールがかかる
ディープフェイク
AIで作った、実在の人やものにそっくりな偽の画像・音声・動画
デジタル・オムニバス
EUのデジタル関係のルールをまとめて見直し、分かりやすくする取り組み

参考記事:欧州委員会 ↗Gibson Dunn ↗Morgan Lewis ↗Jones Walker ↗欧州委員会(監督の仕組み) ↗

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