← 解説の一覧へ更新:2026.10.05 MON
AIに入れてはいけない情報
パスワード、個人情報、社外秘の資料…。AIに入れる前に立ち止まりたい情報と、安全に使うための書き換えのコツをやさしく解説します。
かんたんまとめ
- AIに入れた情報は、サービスや設定によっては保存されたり、AIの学習に使われたりする
- パスワード・個人情報・社外秘は、原則として入れない
- 会社が認めたサービスかどうかで扱いが変わるので、迷ったら確認する
マウ
AIに資料をまるごと貼りつけて「まとめて」って頼んでるんだけど、まずいのかな?
ビット
中身によるね。AIに入れた文章は、サービスの会社のコンピューターに送られて、保存されることがあるんだ。設定によっては、AIの学習に使われることもあるよ。
① 入力する
文章や資料を貼る
② サービスの会社に届く保存されることがある。設定によっては学習にも使われる
③ 心配なこと
手元から消しても残る
ほかの答えに似た内容が出るおそれ
マウ
じゃあ、具体的にどんな情報がだめなの?
ビット
信号の色で分けてみよう。赤はどのAIにも入れない、黄色は会社が認めたサービスでだけ、青は入れても大丈夫なものだよ。
入れないパスワード・暗証番号・APIキー、マイナンバー、カードや口座の番号、健康などの特にデリケートな個人情報
会社が認めたサービスでだけお客さんや社員の名前・連絡先、社外秘の資料、発売前の情報、契約書、取引先の情報
入れてよい公開されている情報、一般的な質問、人や会社が分からないように書きかえた文章
マウ
でも、名前が入ったメールの返事を考えてほしいときもあるよ。
ビット
そんなときは書きかえが便利! 名前や会社名を記号に置きかえるだけで、ぐっと安全になるよ。
そのまま入れる
「〇〇商事の山田太郎さん(090-…)から、3月の発注を取り消したいと連絡がありました」
名前・会社名・電話番号がそのまま
書きかえて入れる
「取引先のAさんから、発注を取り消したいと連絡がありました。ていねいな返事を考えて」
だれのことか分からなくても、AIは返事を考えられる
今回のポイント
- 入れる前に「これが外に出ても困らないか」を一度考える
- 名前や会社名は記号に置きかえてから入れる
- まちがえて入れてしまったら、会話を消して、すぐに情報システムの担当に報告する。パスワードならすぐ変える
マウ
書きかえれば、AIの力はそのまま借りられるんだね。
ビット
そのとおり!ひとことでいうと「入れる前に、ひと呼吸」だよ。仕事での使い方は7つの注意もあわせて読んでね。
- 個人情報
- 名前、住所、電話番号、顔写真など、特定の人がだれか分かる情報
- 機密情報
- 会社の外にもらしてはいけない、大事な情報。発売前の計画や、契約の中身など
- 匿名化
- 名前などを消したり記号に置きかえたりして、だれの情報か分からないようにすること
参考:テキスト生成AIの導入・運用ガイドライン(IPA) ↗AI事業者ガイドライン 第1.1版(総務省・経済産業省) ↗