← 解説の一覧へ更新:2026.10.05 MON
AIで画像を作るときの注意
AIで作った画像でも、著作権や肖像権、商標のルールはあてはまります。使ってよい場面と避けたい使い方を、信号の色でやさしく解説します。
かんたんまとめ
- AIで作った画像でも、だれかの作品やキャラクターに似ていれば、権利の問題になることがある
- 実在の人の顔や他社のロゴ、本物の写真と思われる使い方には特に注意する
- 商用で使えるかはサービスやプランの利用規約で確かめる
マウ
AIなら一瞬で絵が作れるよね。会社のチラシにも、どんどん使っていいのかな?
ビット
便利だけど、ちょっと待って。AIで作った画像でも、人が描いた絵と同じように権利のルールがあてはまるんだ。使い道によって、気をつける度合いがちがうよ。
使いやすい社内の資料の挿絵、アイデアのたたき台、自分で考えたイメージの背景
確かめてから使う広告、チラシ、商品のパッケージなど社外に出すもの。利用規約と、似た作品がないかを確かめる
避ける有名なキャラクターや作品のまね、実在の人の顔を勝手に使う、他社のロゴを入れる、本物の写真のように見せて事実と誤解させる
マウ
「〇〇さんの画風で」って頼むのはどうなの?
ビット
画風や作風そのものは、著作権では守られていないんだ。でも、できた画像が具体的な作品に似てしまえば、権利の侵害になることがある。作家名や作品名を指定するのは、避けたほうが安心だよ。
著作権今ある作品やキャラクターに似ていて、それをもとにしていれば侵害になりうる
肖像権など実在の人の顔を勝手に使ったり、本人らしく見せたりしない
商標他社のロゴやブランドの名前を入れない
利用規約サービスやプランによって、商用で使えるかがちがう
マウ
本物の写真みたいな画像も作れるけど、それも気をつけるの?
ビット
うん。見た人が本当にあったことだと誤解する使い方は避けたいね。AIで作ったと分かる情報を画像に入れるしくみ(C2PAなど)を使うサービスもあるよ。必要なら「AIで作成」と書きそえると親切だね。
今回のポイント
- 頼むときに、作家名・作品名・キャラクター名・会社名を入れない
- 社外に出す前に、似た作品がないかを画像検索などで確かめ、手や文字のくずれもチェックする
- どのサービスで、どんな頼み方で作ったかを記録しておくと、あとで説明しやすい
マウ
AIの絵も、人の作品と同じように気をつかうんだね。
ビット
そのとおり!ひとことでいうと「似せない・まぎらわしくしない・規約を見る」だよ。権利のことはAIと著作権の基本もあわせて読んでね。
- 画像生成AI
- ことばで頼むと、絵や写真のような画像を作ってくれるAI
- 肖像権
- 自分の顔や姿を、勝手に撮影されたり使われたりしない権利
- 商標
- 会社や商品を見分けるための名前やマーク。登録されたものは、ほかの人が勝手に使えない
- C2PA
- 画像や動画が、いつ・どうやって作られたかの情報を付けるための国際的なしくみ
参考:AIと著作権(文化庁) ↗AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス(文化庁) ↗C2PA ↗