← 解説の一覧へ更新:2026.10.05 MON
生成AIとは?AIの全体像
AI、機械学習、ディープラーニング、生成AI…。ことばの関係を入れ子の図で整理し、これまでのAIとのちがいと広がるまでの流れをやさしく解説します。
かんたんまとめ
- AIの中に「機械学習」、その中に「ディープラーニング」があり、生成AIはそのしくみを使った新しい種類のAI
- これまでのAIが「見分ける・予測する」のが得意なのに対し、生成AIは文章や画像を「作る」のが得意
- 2022年にChatGPTが公開されて、だれでもことばで使えるAIとして一気に広がった
マウ
AI、生成AI、機械学習…。ことばが多すぎて、どれがどれだか分からないよ。
ビット
入れ子の箱で考えるとすっきりするよ。いちばん大きい箱がAI、その中に機械学習、さらにその中にディープラーニング。生成AIは、ディープラーニングを使って新しいものを作るAIなんだ。
AI(人工知能)
人のように考えたり判断したりする仕組み全体。ルールを人が書くものもふくむ
人のように考えたり判断したりする仕組み全体。ルールを人が書くものもふくむ
機械学習
人がルールを書く代わりに、データから自動でパターンを学ぶAI
人がルールを書く代わりに、データから自動でパターンを学ぶAI
ディープラーニング
脳の神経のつながりをまねた、何層もの計算で学ぶ機械学習
脳の神経のつながりをまねた、何層もの計算で学ぶ機械学習
生成AI
学んだパターンをもとに、文章・画像・音声などを新しく作るAI
学んだパターンをもとに、文章・画像・音声などを新しく作るAI
マウ
生成AIの前にも、AIってあったの?
ビット
あったよ。迷惑メールの振り分けや、写真の顔の認識、売れ行きの予測なんかは、ずっと前からAIがやっていたんだ。ちがいは、「見分ける」か「作る」かだね。
見分ける・予測するAI
「この写真はネコ?」「このメールは迷惑メール?」と答える
例:顔の認識、迷惑メールの振り分け、売れ行きの予測
作るAI(生成AI)
「ネコの絵をかいて」「メールの返事を書いて」に応える
例:チャットAI、画像を作るAI、声を作るAI
- 1956年アメリカのダートマス会議をきっかけに、「AI(人工知能)」の研究が本格的に始まる
- 2012年ディープラーニングが画像の認識で大きな成果を出し、注目が集まる
- 2017年Googleの研究者が、今の生成AIのもとになる「Transformer」を発表
- 2022年ChatGPTが公開され、だれでもことばでAIを使えるようになる
マウ
生成AIって、なんでもできるの?
ビット
ことばで頼めばいろいろ作ってくれるけど、本当らしいまちがいをすることもあるし、入れた情報の扱いにも気をつける必要があるんだ。得意なことと苦手なことを知って使うのが大事だよ。
今回のポイント
マウ
入れ子で考えたら、ことばの関係がよく分かったよ!
ビット
そのとおり!ひとことでいうと「生成AIは、学んだパターンから新しいものを作るAI」だよ。どんな仕事に使えるかは使い道の例を見てね。
- 機械学習
- 人がルールを書く代わりに、データから自動でパターンを学ぶAIの方法
- ディープラーニング
- 脳の神経のつながりをまねた、何層もの計算で学ぶ機械学習。今の生成AIの土台
- LLM
- 大規模言語モデル。たくさんの文章から学んだ、文章をあつかうAIモデル。チャットAIの中身
参考:情報通信白書(総務省) ↗機械学習の用語集(Google) ↗テキスト生成AIの導入・運用ガイドライン(IPA) ↗