← 解説の一覧へ更新:2026.10.05 MON
AIの「学習に使われる」とは?
AIの設定にある「モデルの改善に使う」のスイッチ。入力した会話が学習に使われるとはどういうことか、何に気をつければいいかをやさしく解説します。
かんたんまとめ
- 「学習に使われる」とは、入力した会話が、AIを良くするためのデータとして使われること
- 個人向けのサービスでは、設定でオン・オフを選べることが多い。法人向けは最初から使わないことが多い
- 学習をオフにしても、一定の期間は保存されることがある。入れてはいけない情報は、どちらでも入れない
マウ
AIの設定に「モデルの改善に使う」ってスイッチがあったんだけど、これってどういうこと?
ビット
オンにすると、きみとAIの会話が、次のAIを育てる教科書の一部として使われることがある、という意味なんだ。AIはたくさんの例を読んで賢くなるから、会話もその材料になるんだよ。
① 会話する
質問や資料を入力
② 学習用のデータになる設定がオンのとき。個人が分からないように処理されることが多い
③ 次のAIへ
新しいモデルが賢くなる
マウ
学習に使われると、何か困ることがあるの?
ビット
めったに起きないけど、入れた内容に似たことが、ほかの人への答えに出てしまうおそれはゼロじゃない。それに、品質を確かめるために会社の担当者が会話を見ることがあるサービスもあるんだ。
個人向け(無料・有料)
設定で選べることが多い
最初からオンのサービスもあるので、一度設定を見ておく法人向け・API
最初から使わないことが多い
契約や利用規約で、学習に使わないと約束していることが多い例:Claudeの個人向けプラン学習に使うかを利用者が選ぶ。使うを選ぶと会話は5年、選ばなければ30日保存される(2025年に変更)
マウ
会社のホームページの文章も、勝手にAIの学習に使われているの?
ビット
公開されたWebページは、AIの会社が学習のために集めていることが多いんだ。サイトに置くrobots.txtというファイルで、一部の会社の収集を断ることもできるよ。
今回のポイント
- 個人のアカウントで使うときは、学習への利用の設定を確かめる
- 学習をオフにしても保存はされることがある。パスワードや個人情報は、どの設定でも入れない(くわしく)
- 仕事のデータは、学習に使わないと約束している法人向けのサービスで扱う
マウ
あのスイッチの意味が、やっと分かったよ。
ビット
そのとおり!ひとことでいうと「学習のスイッチを確かめて、大事な情報は入れない」だよ。プランのちがいは無料と有料のちがいも見てね。
- 学習データ
- AIが賢くなるために読む、たくさんの例。文章、画像、会話など
- オプトアウト
- 最初は「使う」になっている設定を、自分で「使わない」に切りかえること
- robots.txt
- Webサイトに置くファイル。検索エンジンやAIの会社に、どのページを集めてよいかを伝える
参考:生成AIサービスの利用に関する注意喚起(個人情報保護委員会) ↗Anthropic(個人向けプランの変更) ↗OpenAI(Webの収集について) ↗